戸塚優斗(ヨネックス)は、69・75で10位だった。インタビューの主な一問一答は以下の通り。

-3回目を終えて、少しうつむいた様子も見えた

戸塚 3本目、トリプルにトライしようと思っていたので、たどり着けなかったのが本当にくやしいですね。立つ立たないよりも、そこまで行けなかったのが本当に悔しいですね。

-4年前はけが。転倒もした。今回は決勝を滑りきった

戸塚 滑りきるのは当たり前のことですけど、それでも自分の中では、技術が上がったからけがしないでできていると思うし。心の面でも成長できてはいると思うので、もっと練習して、勝てるようなライダーになりたいです。

-恐怖心もあったのでは

戸塚 怖いですけど、やらないと勝てないですし…。怖いのは、つきまとってくるというか、どの技をやっても怖いので仕方ないことなので、もうそれは吹っ切って、全力で突っ込みました。

-五輪という舞台は

戸塚 なんか足りないものがあるなとは思いました。

-今後に向けて

戸塚 今日決めたランも、もっとクリーンに2本とも決めていれば、もっと点数も出たと思う。それは自分の練習不足というか実力不足だなと。もっともっとフィジカルだったり心だったり、技術の面でももっとトレーニングして、さらに強くなって、またオリンピックという舞台にトライできたらうれしいです。

【以下、インタビュー後の囲み取材】

-決勝を振り返って

戸塚 今回、他の選手を見ていてクリーンさとか、グラブとかをすごい見られているなと思った。自分の滑りの中で、クリーンに決められなかったところがあったので、あの点数が付いたんだなと、点数には納得したんですけど、3本目、最後まで行けなかったのが、本当に悔しいです。

-オリジナルのものを出したいと言ってきた中で、メダルへのプレッシャーはあったか

戸塚 それも多少はありましたけど、1番は、自分が納得できる滑りをしたいと思ったので、そこが納得できなかったので悔しいですね。

-平昌五輪で悔しい結果。いろいろな経験も積んできたが、この結果も悔しい思いは強いか

戸塚 そうですね。でも、何が足りないかとか思い知らされた大会だし、平昌の時よりも技術もメンタルも成長していると思うので、このまま練習して走って行けば、また成績はついてくるんじゃないかなとは思います。

-4年後への思いは

戸塚 もっと技の難易度も上げて。たぶん(他の選手も)上がると思うので、その分、上げていかないといけない。練習して勝てるライダーになりたい。

-出し切れなかった

戸塚 3本目やろうと思っていたので、そこまでいけなかったのが悔しいです。

-平野歩夢選手の滑りを見て感じたことは

戸塚 自分が今まで使っていたルーティンを出して、それがこの結果になっているので、また考え直していかないといけないとも思ったし、トリプルの重要性というか、どれだけ大会で勝つために必要かというのがすごい分かった1本でしたね、歩夢くんの1本は。