予選2位の大塚健(たける、20=バートン)は、2回目にこの日最高の95・00点をマークしたが、1、3回目で着地に失敗し、9位に終わった。試合後の一問一答は以下の通り。

-あと一歩だったが

大塚 練習では、けっこうはまっていて、本当に、あとちょっとだったんですけど、最後に決めきれなかった。この結果が、今の自分の実力としっかり受け止めて、今後、また成長できればいいなと思います。

-1回目失敗して向かう2回目の心境は

大塚 3本あって、2本決めないといけないということで、後がない状況で、すごくプレッシャーを感じていたんですけど、2本目をしっかりと決められて、3本目につなげられたのでよかったです。

-3回目は1620(4回転半技)ならメダルの可能性もあったが1800(5回転技)を選んだ

大塚 スロープスタイルのこともあるし、抑えて、自分が納得できるのかいったら、そうじゃなかったと思うから、そこは後悔はないです。

-初の五輪を振り返ると

大塚 大会に出ていて、特別なんですけど、最初のスロープスタイルの予選が終わってからは、オリンピックに対して緊張があったわけではなく、落ち着いた中で、滑ることができた。でも日本ですごい影響力のある大会。今回の経験を生かして、また成長できたらいいなと思います。

-4年後への思いは

大塚 もちろん今回は納得のいく結果ではなかったので、また挑戦したいなと思うし、自分のできるところまで、最後までやりきりたいなと思います。

-1回目はどこが足りなかったから着地できなかったと思うか

大塚 映像を見ていないけど、回転が足りていなかった。あと、もうちょっと回っていればという感じだと思う。空中で、最後の着地に合わせるタイミングが、一歩早かったのかなと思います。

-けがで試合に出られない時期もあった

大塚 けがした時は本当に、自分がまたスノーボードで、大会に出られるレベルに戻って来ることができるか分からなかった。今、こうやってオリンピックに立てているのはすごいうれしいです。