高木美帆(27=日体大職)が自己ベストを更新する37秒12をマークして、“22人待ち”の銀メダルを獲得した。

登場は4組目。オールラウンダーとして戦っているため、本職ではない500メートルではW杯ポイントが低く、序盤での登場となった。

約3年前の19年3月にカルガリーで出した37秒22を上回り、タイムを確認すると手をたたいて喜んだ。同走の18年平昌五輪4位のヘルゾグ(オーストリア)よりも先着した。

残る選手は22人。後続が滑り終わる度に、暫定1位を知らせる「ミホ・タカギー!」のアナウンスが会場に響いた。高木美はエアロバイクをこいでクールダウンしながら、画面越しに他選手の滑りを見届けた。

最終組の1組前のエリン・ジャクソン(米国)に抜かれたが、1500メートルの銀メダルに続く2個目のメダルを手にした。

高木美は今大会は5種目に出場している。