1972年札幌冬季五輪(オリンピック)スキー・ジャンプ金メダリストの笠谷幸生(かさや・ゆきお)さんが23日、亡くなった。日本スキー連盟(SAJ)が26日に発表した。

レジェンド葛西紀明(51)が同日、所属の土屋ホームを通じて辻の通り哀悼のコメントを出した。

私が生まれた年の札幌オリンピックで金メダルに輝かれた笠谷さんは子供の頃から憧れの存在でした。日本のスキージャンプ界を代表する偉大な方の訃報に接し哀悼の意を表しますとともに心よりご冥福をお祈り致します。

株式会社土屋ホーム スキー部選手兼監督 葛西紀明

笠谷さんは23日午前7時35分、虚血性心疾患のため札幌市の病院で死去。80歳だった。日本に冬季五輪初の金メダルをもたらした札幌五輪70メートル級は、2位の故金野昭次、3位の故青地清二とともに表彰台を独占。「日の丸飛行隊」と呼ばれ、列島を沸かせた。

【関連記事】原田雅彦氏「途方に暮れた時、力強く励ましてくれた」長野五輪ジャンプ団体金に笠谷幸生さんの支え