北京オリンピック(五輪)のスノーボード競技はメダル候補がずらり!? 初出場者も多い精鋭たちを、18年平昌五輪時に「美しすぎる解説者」として注目された、岩垂かれんさん(28)に紹介してもらった。スノーボードクロスの元日本代表から見た、彼/彼女たちのすごさとは。【取材・構成=阿部健吾、奥岡幹浩】
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<スノーボードクロス男子>
◆高原宜希
私がやっていた種目ですが、彼は業界ではすごく人気があるんです。背も高くて(177センチ)、顔も小さくイケメンでモデルみたい。今大会の結果次第ではスター選手になるんじゃないかなと。
体格はこの種目では重要なんです。みなで一斉にスタートして体をぶつけ合いながら競う。格闘技的な要素もあるので、アジアまで広げてもトップ選手はいなかった。体格的な不向きがある中で、初めてメダル争いができる選手が出てきたと言えます。一緒に遠征などをしていた14、15年などには細かったんです。今は83キロ。当時から20キロほど増量していると思います。
もっとフューチャーをしてほしいなと。4年前と世界のトップ選手は変わってないです。経験値が必要なスポーツでもありますが、彼は初大会でも燃えていると思うので、ベテランを食ってほしいです。平野歩夢に匹敵するくらいの人気になってほしいですね。
◆岩垂かれん(いわだれ・かれん)1993年(平5)12月24日生まれ、東京都出身。東京・日出高-日体大。15歳でハーフパイプからクロスに転向。11年世界ジュニア選手権9位。13年PSAプロツアーランキング1位。17歳で日本代表入り。15年全日本選手権優勝。16年夏に代表を引退。18年平昌五輪ではNHK「デイリーハイライト」に登場。選手の人柄なども紹介する解説に、容姿端麗さでも話題となった。現在はバックカントリーでの滑りなどを楽しむ。BS-TBS「アドベンチャー魂」にも出演中。162センチ。血液型B。