パリ五輪出場を狙う女子日本代表が、無傷の開幕3連勝とした。
前回大会で惜敗したドイツにストレートで勝利。一児の母、セッター岩崎こよみ(35=埼玉上尾)は愛息子の3歳の誕生日で背面ツーアタックを披露するなど躍動。3連戦で着実にポイントを重ね、五輪切符獲得へ弾みをつけた。次戦は19日、ポーランドと対戦する。
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第2セット(S)のセットポイントから、セッター岩崎が右手を振って打ち込んだ。「いいパスが返ってきたので、行こうと思って打ちました」。東京・下北沢成徳高時代はアウトサイドヒッター。第3S、20-17の場面でも背面ツーアタックをお見舞いし、この日3得点。五輪出場へ向けたライバル国のひとつ、ドイツに対して元アタッカーらしい攻撃力でもチームを支え、ブルガリア戦に続くストレート勝利に貢献した。
何としても勝利がほしい一戦だった。この日は、愛息子の3歳の誕生日。前回大会の予選ラウンドで2-3と惜敗した国を下してリベンジを果たすと、コートでは「ハッピーバースデートゥーユー!」という歌声が響いた。3連勝の「3」とかけ、全員で3本の指を立てて集合写真に納まる。仲間からの祝福に、岩崎は「ありがとう、みんな」と母の顔をのぞかせた。
「チーム一丸となって戦えていると思うので、全員で1戦1戦頑張って行きたい」。3連戦でスタメン出場し、ベテランらしい冷静さで多彩な攻撃を組み立てた35歳は力強くうなずく。この勢いのまま、五輪切符を取りに行く。【竹本穂乃加】


