これまで世界選手権は、15年北京大会と17年ブダペスト大会に出場しました。しかし今年は夏の国際大会で代表落ちして悔しい思いをしました。まだまだダメだなと感じています。

夏のパンパシフィック選手権とジャカルタ・アジア大会は、すべて見ました。アジア大会6冠の池江璃花子選手と、僕と同じ200メートル自由形の松元克央選手が印象に残りました。すごく勢いがあると感じましたし、僕も負けていられない、という気持ちになりました。夏場の強化は、気持ちを入れて行いました。

少し大げさかもしれませんが、今年は守っていくものがひとつ増えました。母校、東洋大水泳部で1年後輩にあたる菊池優奈さん(23)と婚約しました。僕が大学2年だった14年秋から交際を始めて、僕の誕生日だった今年7月21日にプロポーズしました。今年中に婚姻届を提出します。

彼女は社会人として働きながら、僕のサポートをしてくれます。だめなことはだめといってくれる。いい具合に、僕と違う意見を持っている女性です。大学時代からご飯を作るのがうまくて、煮込みハンバーグはとてもおいしい。食事にも気をつかってくれて、栄養やバランスなどアスリートに必要なことを調べてくれます。もともとスイマーであったこともあり、競技のこともよく知ってくれている。東京五輪を目指すにあたって僕自身、心強い、と感じています。結婚式は東京五輪が終わった2020年秋ごろを考えています。

この秋から新しいシーズンを迎えて、第1歩を踏み出します。現時点での目標は、東京五輪で800メートルリレーメンバーに入ること。ただリレー種目だけではなく、個人種目の200メートル自由形でも日本代表に選ばれるようにしていきたい。

この夏の悔しさから、また日本代表で戦いたい気持ちは強くなりました。来年の世界選手権韓国大会、東京五輪に向けて、目の前のことをやっていきます。

(222人目)