【ミラノ=木下淳】2大会ぶりに出場した男子団体パシュート(追い抜き)の日本は、ハプニングの末に最下位8位となった。山田和哉(24=ウェルネット)佐々木翔夢(19=明大)蟻戸一永(23=ウェルネット)が出場。チーム最終戦に全てを懸けていたが、開始時間ギリギリになって慌てて登場。急いでスケート靴を履いて、氷に乗るや、号砲を迎えた。

それでも序盤はドイツ相手にリード。しかし800メートル付近で逆転され、最後は3分47秒39。突き放された。山田は「準々決勝より緊張も薄れて、この1本を経験できることは大きかっただけに悔しい。世界トップとの差は、まだまだある」。続けてメンバー案内に対して登場が遅れ、スタート時にバタついていた理由を聞かれると、困惑して答えた。

「タイムスケジュールとスタートのリストが違っていたみたいで…。1組と2組が逆になっていて、自分たちもどっちか分からない状況で。滑る直前に確認したら2組と聞いたんですけど、アナウンスで自分たちはやっぱり1組だったと知って。そこから靴を履いたりしたので、ギリギリな状態になってしまいました」

日本としては18年平昌大会以来の出場。夢舞台のチーム最終戦。好走を見せて1勝を挙げて、意地の7位で締めくくりたいところだったが、まさかのご案内で力を発揮し切れなかった。

3人は1回戦の1組で今回と同じドイツと対戦。隊列内の接触もあってタイムを落とし、全体8位で順位決定戦に回っていた。

3人で組むのは初めてで難しさもあった中、佐々木は「最高のパフォーマンスを発揮できなかった」と言葉に詰まる場面も。それでも「メダルを目指せると思うんで。4年後は成長した姿を見せたい」とリベンジを誓っていた。