パリオリンピック(五輪)柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した長野県出身の出口クリスタ(28=カナダ)が1日、X(旧ツイッター)を更新。SNS上での誹謗(ひぼう)中傷に対して言及した。

出口は日本語と英語の両方を長文でアップ。「コメント欄を見ていて悲しくなるし」と切り出した。続けて「私が戦ってきた選手に対してあまりにも申し訳ないのでここにコメントさせて貰います。選手を庇いたくなる気持ちも分かるけど こういう所での不毛な争いは国や選手、色んな人を巻き込んでマイナスなイメージを植え付けるだけで得する人は誰一人としていないです」とつづった。

さらに「ネガティブな意見を持つな、って言っているのではなくて他人が悲しくなるような言葉の矢をわざわざ放たなくてもいいんじゃないでしょうか」と投げかけた上で「確かにしょっぱい試合ばっかだったけど、皆自分のベストを尽くしたわけで。畳に立った人達は互いをリスペクトして ベストを尽くしているのだから応援してくれた皆様にもそうして貰えると有難い」と訴えた。

テレビ出演などで知名度も高い出口は、今も山梨が拠点。日本人の母の故郷長野で生まれ育ち、松商学園高-山梨学院大で鍛えた。17年に父の母国カナダ国籍を選択。東京五輪の代表選考で独走していたが、最終盤にクリムカイトとの世界女王同士の争いで落選。今大会は決勝で韓国の許海実に勝利し、カナダ柔道界に初の金メダルをもたらした。