米国に惜敗し準々決勝で敗退した女子日本代表なでしこジャパンが5日、羽田空港に帰国した。主将のDF熊谷紗希(33=ローマ)は、自身の去就に「クラブでやっているものを、常に代表で還元したいという気持ちはサッカー選手である以上、持ち続けていたい。自分の口から代表を引退すると言うことは、今は考えていない」と明言した。

「ただ、変わる時代は来ると思います」と続け「今は、次のシーズンをしっかりイタリアで戦うという感じにはなる」とし、来季も現役を続けることを明かした。

3年後の女子ワールドカップ(W杯)ブラジル大会、4年後のロサンゼルス五輪については「(現役で)やれていればありますけれども、現時点で、次のオリンピックとかは言えない」と話すにとどめた。今回のパリ五輪では、ブラジル代表に38歳のFWマルタがいた。「すごいとは思いますよ。澤(穂希)さんもやっていらしたし」。だが、長いスパンではなく「これから1年1年やった先に現役でいて、代表に選ばれたら、可能性はゼロではない」と1年ごとに自分と向き合うことを強調した。

東京五輪、女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会に続く8強止まりだった。「今大会の準々決勝4試合は差はなかった。大きな差は今はないと思っています。ただ、ここを越えないといけない何かが必要で。この答えは口だけでは言えない。この壁を越えるために、個の能力を上げて日々成長してチームの力にして、この壁を越えるまでやり続けることが一番の近道かと思います」と持論を述べた。【岩田千代巳】