馬術とは:馬術トリビア②

8歳以上熟年馬が出場可 日本代表馬は平均13歳

馬場馬術の高橋正直と愛馬(日本馬術連盟提供)
馬場馬術の高橋正直と愛馬(日本馬術連盟提供)

 夏といえば競馬では新馬がデビューする季節。ご存じの通り競馬の新馬は2歳馬です。翌年には牝馬は桜花賞やオークスに、牡馬(牝馬も出場可)は皐月賞、ダービー、菊花賞のクラシック3冠レースに出場します。4歳になると古馬と呼ばれるようになり、4歳秋に本格化を迎えるといわれています。その後は競走能力を見て引退を迎えます。競走馬の場合は種付け、繁殖という第二の人生(馬生?)があるため、G1を勝つような馬は引退が早く、ディープインパクトは4歳秋、オルフェーブルは5歳秋、牝馬のウオッカは6歳の春に引退しています。

 一方、馬術競技では総合馬術と馬場馬術に参加できるのは8歳以上、障害馬術は9歳以上です。競馬は単純にスピードを競う競技ですが、馬術の場合は複雑な動きや能力が求められるため、“熟年馬”のみが出場可能となります。ちなみに馬の寿命は一般的に25歳くらいといわれているので、10歳馬といっても人間の年齢だと30代の働き盛りと考えるのが適当でしょう。

 今回の五輪に出場する日本代表馬10頭の平均馬齢は13歳。最高齢は馬場馬術に高橋正直(34)と出場するファブリアーノ58の17歳です。

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