競泳の16歳高校生コンビが決戦の地へ向かった。リオデジャネイロ五輪代表で東京・淑徳巣鴨高1年の池江璃花子(ルネサンス亀戸)と同高2年の長谷川涼香(東京ドーム)が、国内調整中だった日本代表とともに18日、直前合宿地のサンパウロへ、羽田空港から出発した。

 ピチピチのスーツが池江の急成長ぶりを物語る。日本選手団の公式服は4月に採寸したばかりだが「筋肉がついてパツパツなんです」と胸と肩回りの部分がはち切れそうだった。昨年10月から4種目で、計6度の日本記録を樹立。100メートルバタフライなど史上最多7種目エントリーと過酷な戦いだが「力を出し切り(体を)細くして帰国したい」と覚悟を口にした。

 200メートルバタフライで今季3位の記録を持つ長谷川は文武両道のポリシーを持つ。初の五輪にも英語の参考書を持参。普段通り、勉強をすることが精神面の安定につながるようだ。スペイン高地合宿中の今井月(15)を含め、個性豊かで実力派の高校生代表。日本水連の上野広治強化本部長は「若い選手は短期間で成長する。大会までにもうひと伸びあれば、メダルの可能性も」と期待を込めた。【田口潤】

 ◆池江と長谷川の今後の予定 19日からサンパウロで日本代表の直前合宿に入る。29日にリオに移動し選手村に入村。本番会場での練習に入る。池江は競技初日の8月6日の100メートルバタフライ予選から登場。50、100、200メートル自由形とリレーを含めて史上最多7種目に出場する。200メートルバタフライ1種目の長谷川は9日の予選に登場し、順当なら同日の準決勝、10日の決勝に臨む。