男子マラソンの東京オリンピック(五輪)代表中村匠吾(28=富士通)が13日、契約するナイキ社の新作シューズのオンライン会見に出席した。

2月28日のびわ湖毎日マラソンは左腓骨(ひこつ)筋けんしょう炎のため、欠場したが、現在の練習状況について「今はじっくり体を作り、来月以降にもっとスピードを上げていくトレーニングに入ろうとしている。今までの順調なトレーニングのベースがある。今までと同様に準備をしていきたい」。重症ではない様子だった。

この日、発表された「エアズームペガサス38」は練習で使用しており、「今まで以上にひもを締めた時のフィット感、足を入れた時に安定感が上がった。クッション、反発力が上がって、スムーズに前に進んでいく印象」。約7年、同シリーズのシューズを愛用しているといい、「軽さも反発力もあるので、スピードを上げても対応できる。1キロ4分、3分30で走る時はペガサスを使用することが多い」と話した。

レースで使用する厚底シューズの新作「ズームエックスヴェイパーフライネクスト%」のカラーは鮮やかなブルーになった。「個人的にブルー、さわやかな色が好き。モチベーションも上がる」と語った。