男子200メートル準決勝で小池祐貴(26=住友電工)が20秒72をマークし、27日の決勝に進んだ。「めちゃめちゃ走りにくいっすよ」という1レーンで序盤は様子見。最後方に近い位置から後半一気に上げて1組2着とした。

レースを終えた後は「自分のペースで、いい走りができれば。今の感触だと優勝も目指せると思う。ラスト1本、集中したい」と意気込んだ。東京五輪の参加標準記録(20秒24)は既に破っており、決勝で3位以内に入れば代表権を得る。

前日25日に決勝が行われた男子100メートルは4位。3枠目での代表入りが決定的となっている。「僕は100メートル選手じゃなく100メートル/200メートル選手なので、試合がある以上、兼ねられる日程であれば両方」と意欲を見せ「最近は、ほとんど200メートルの練習はしていない」という状況ながらファイナルに立つ。

100メートルと200メートルの違いについては「やっぱり(100メートルと比べて)体力が持たない。100でエネルギーを出し切る練習をしてきたので200にならす、というのが(難しい)。前半は出しすぎかな、後半は余力を残してゴールしちゃったかな、とか」。そう語った上で「後半の100メートルを何秒で走れば勝てるかなと想定して、前半どう整えるべきか。たぶん先行逃げ切りにはならないかな」と決勝の課題と展望を口にした。