日本選手権の結果を受け、メダルが期待される男子400メートルリレーメンバーはどうなるのか?

ルール上、どんな種目でも個人代表の選手は、リレーを走ることができる。100メートル代表内定の多田修平(25=住友電工)、山県亮太(29=セイコー)、200メートルで代表入りが決定的なサニブラウン・ハキーム(22=タンブルウィードTC)は走る権利を得られる。

100メートル代表が決定的な小池は200メートル内定を得た。日本陸連は五輪の日程が過密で調子を整えるのが難しいため、100、200メートルの2種目出場を原則で認めていない。小池がリレーを走るには、1種目に絞ることが求められる。拒んだ場合、リレーで起用される可能性は限りなく低くなる。日本陸連の麻場強化委員長は「小池選手や所属、関係者と相談し、最終的な結論を出す」と話した。

2枠の「リレー専門要員」はデーデー・ブルーノ(21=東海大)と桐生祥秀(25=日本生命)が濃厚だ。

200メートルで6位だった飯塚だが、世界ランキングは現在45位。出場ラインは54位で、200メートル代表になれる可能性は十分。そうすれば、リレーチームに入れる。200メートル4位の山下も現在、世界ランキング52位でギリギリ圏内だ。19年世界選手権銅メダルに貢献した白石黄良々(25=セレスポ)は、200メートル予選で敗れ、代表入りが絶望的。代表発表は7月2日の予定。

◆世界ランキング 7月2日に発表されるランキングが東京五輪を巡る運命の切符を左右する。世界ランキングは記録や順位をポイント化したもの。各種目で出場枠が定められており、その圏内に入っていた選手は出場権を得られる。