バドミントン日本代表の朴柱奉監督(56)が21日(日本時間22日未明)、全英オープン後に遠征先からリモート取材に応じ、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)について「今回負けたことで、精神的にリフレッシュできたと思う。五輪に向けてもう1度挑戦するイメージでやれれば、優勝を目指せる」と、準々決勝の敗戦を前向きに評した。

準々決勝で桃田を破ったリー・ジージャ(マレーシア)は、勢いに乗って大会を優勝した。その22歳の新鋭について「パワーがある」としたうえで、国際大会復帰に至るまでの桃田が「パワータイプの選手に対する練習が足りなかった。久しぶりからか、集中力が欠けたミスもあった」と分析。改善点を口にした。

多くの日本選手にとって約1年ぶりの国際試合となった今大会では、4種目を日本勢が制した。「ライバルの中国や韓国、インドネシア参加できなかったのは残念だが、4種目優勝は良かった。これで満足せず、帰国してもう1度練習したい」と気持ちを入れ直した。