台湾の中華職業棒球大連盟(CPBL)が東京五輪最終予選へのプロ選手派遣を断念することを25日、決めた。

当初は6月16~20日に台湾で開催予定だったが、同地域での新型コロナウイルス感染拡大により開催地を返上。メキシコで代替開催することが21日に発表されたばかりだった。選手の健康面への配慮などを理由に挙げているという。

同国野球協会は同予選への参加を検討中だが、状況は厳しい。台湾は過去5度の五輪に出場し、最高成績は92年バルセロナ五輪の銀メダル。同予選にはオーストラリア、オランダに米大陸予選(5~6月、米フロリダ州)の2、3位を加えた4チームで最後の切符を争う。同予選に出場権のあった中国もすでに辞退している。