女子フェザー級準々決勝で入江聖奈(19=日体大)が昨年の世界選手権優勝のネスティー・ペテシオ(フィリピン)を4-1の判定で破り、東京オリンピック(五輪)出場を決めた。今大会で出場枠を獲得した選手が内定とする日本連盟の内規を満たした。

お笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代の挑戦で注目された12年ロンドン大会から採用され、3大会目。五輪のボクシング女子で日本勢初出場を決めた。

   ◇   ◇   ◇

☆入江聖奈(いりえ・せな)☆

◆生まれ 2000年(平12)10月9日、鳥取県。

◆戦績 中学生以下による全日本アンダージュニア大会を第1回(14、15年)から連覇。鳥取・米子西高では3年で全日本選手権優勝。通算では「50戦42勝8敗くらい」。

◆憧れ 「がんばれ元気」も世代ではないが、いま動画を見るボクサーも古い。タイソン、レナード、メイウェザーがお気に入り。日本人ではロンドン五輪銅の清水聡がイチ押し。

◆大学生 日体大では柔道で東京五輪代表の阿部詩と同級生。兄の一二三とは授業が同じこともあるそうで、「オーラ発している。一発で強いと分かる」とか。

◆ムードメーカー 明るい性格で日本代表の中でも笑顔が絶えない。練習曲に「とっとこハム太郎」のテーマ曲を選んで、「みんな気に入ってます」と主張も、周りは「いやいやです」と苦笑い。

◆身長 164センチ。