フェンシング女子フルーレの東京オリンピック(五輪)代表に内定した東晟良(21=日体大)が8日、内外装業「みらい住宅開発紀行」とのオンライントークセッション2021「ともに、みらいへ」に、日本代表の合宿先の愛知県から参加した。

高校3年だった17年に全日本選手権を制覇。初の高校生女王になった経歴から紹介され「小さいころからの夢だった五輪代表に内定をいただきました」と報告し、目標達成へ「毎日『頑張る』のはもちろんとして『楽しむ』ことを意識して練習しています。失敗で落ち込んでばかりいると気分が下がってしまって大変なことになるので、切り替えが大事です」と話した。

五輪に向けたトレーニングは「試合形式、コーチのレッスン、フィジカル、インターバルトレーニングをしています。インターバルは20メートル間を往復してレスト入れて、往復して、を繰り返す練習なんですが、最もつらいです」。競技やオフについては「試合前に決めた技で突けた時が幸せですね。反対に、相手に突かれ続けると精神的にきつくなるので、休みの日は映画を見たりしてリラックスしています」と紹介した。

最後に五輪の目標を聞かれ「団体も個人もメダル獲得。武器のフットワークを生かして、高身長の選手を相手に、低いところからの伸びのあるアタックを生かしていければ」と躍動を思い描いていた。【木下淳】