新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は28日午後の衆院厚労委員会で五輪中に東京・代々木公園で開催されるパブリックビューイング(PV)については「感染増加するリスクが、ずいぶんある」と警鐘を鳴らした。「オリンピックは他のスポーツイベントとは規模および社会的な注目度で別格。ただでさえ、注目があって、みんな外に出て観たい、という雰囲気がある中で、人流が増えて人々の接触の機会が増える」と懸念を示した。

また、東京五輪・パラリンピックの開催可否について、仮に諮問された場合に答申までに要する期間を「目安として、1週間もあれば、大きな方針は」と明らかにした。立憲民主党の長妻昭氏からの質疑に答えたもので、その理由を「委員会の人たちは、この問題には、それぞれ個人ではずいぶん考えております。私自身も当然、考えている。1日は無理ですが1カ月はかからない」とした。