リオ五輪団体金メダルメンバーの白井健三(24)は、2大会連続出場かなわず、選考会を終えた。

17年世界選手権では個人総合で銅メダルを獲得するなど、エースの期待もあったが、採点傾向に苦しんだ。「ひねり王子」の愛称が示す高難度技が代名詞だったが、得点が伸び悩んだのは出来栄え点。回転技で脚がそろってない面などが厳格に減点され、修正ができなかった。悩むことも多かったが、この日は「心から笑えた。昔の肩書にすがらなくて良かった」と演じ抜いた。