新型コロナウイルス検査で陽性判定が続いている空手で、組手男子75キロ超級で東京オリンピック(五輪)代表に確定している荒賀龍太郎(30=荒賀道場)も検査で陽性が確認されたことが23日、関係者への取材で分かった。検査は19日に実施し、無症状で自宅隔離しているという。

関係者によると、京都を拠点とする荒賀は全日本空手道連盟の広報映像撮影のため上京。13日に全日本選手権形男子で9連覇した喜友名諒(劉衛流龍鳳会=18日に陽性判明)と試合後に東京都内で会食した。喜友名の陽性判定を知り、自身も検査を受けたという。全日本選手権には不参加だった。

荒賀は84キロ級で2016年世界選手権優勝。体重無差別で争う全日本選手権は5度制するなどの実績を誇り、東京五輪での活躍が期待されている。

空手界では喜友名を含む劉衛流龍鳳会の門下生計7人や全日本選手権の形女子の出場者1人など陽性者が相次いでいる。(共同)