JOCは27日、初めてテレビ電話による理事の意見交換会を行った。オリンピック(五輪)延期に伴う対応を協議。その中で22年北京冬季五輪の話題が出た。

山下会長は「冬に関しても影響が出ている。五輪が夏にあると(22年2月の)北京五輪まで半年しかない」。水球会場の東京辰巳国際水泳場は来年3月にスケートリンクへの改修工事が予定されていた。都内は慢性的なリンク不足だけに“救世主”になるはずだったが、1年延期で改修が遅れることは確実になった。新型コロナウイルス感染拡大で開催地・北京の会場視察なども不透明。冬季競技のある連盟理事は「(92年)アルベールビル大会に戻ったみたい。当時は冬と夏が同じ年で、間隔は半年だった」と困惑していた。