東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクター佐々木宏氏(66)が、開会式に出演予定だったお笑い芸人、渡辺直美(33)を侮辱する演出案を考案していたと文春オンラインが報じた問題で、佐々木氏が辞任不可避の情勢であることが17日、関係者への取材で分かった。

◆佐々木宏(ささき・ひろし)1954年(昭29)10月18日、熊本県八代市生まれ。慶大卒業後、77年に電通入社。26年間在籍し、クリエーティブ局長を経て、03年に独立。JR東海「そうだ 京都、行こう」、富士フイルム「お正月を写そう」などの長寿CMを制作。他にもソフトバンク「犬のお父さん」、サントリー「BOSS」の「宇宙人ジョーンズ」などを手がけた。16年リオデジャネイロ五輪の閉会式で実施した東京五輪への引き継ぎ式では「安倍マリオ」を演出した。