東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで、海外選手が治療用の覚醒剤を日本に持ち込めるようにする特別措置法の一部改正案が13日、自民党の合同部会で了承された。早ければ来週中にも各党の合意を得て、今国会で議員立法での成立を目指している。

覚醒剤取締法では、治療用覚醒剤の国内への持ち込みを禁じている。注意欠陥多動性障害(ADHD)治療のために、医薬品として覚醒剤が使用されており、16年リオデジャネイロ大会では持ち込みが許可された。大会関係者によると、この医薬品を使用する出場選手が十数人いるという。