東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の第45回理事会が26日、都内で行われ、終了後に武藤敏郎事務総長(77)が会見した。

大会オフィシャルパートナーである朝日新聞社が、朝日新聞の社説で開催中止を求めたことについて質問が飛んだ。武藤氏は「いろいろな報道機関が、いろいろなご意見を持つことは当然のことだろうと思います」とした上で「私どもは、開催するためにコロナの感染状況をできるだけ抑え込んでいく。抑え込まないと皆さん不安ですし、各自治体が対策を講じている。その対応が功を奏して、状況が改善していくことに期待している」と語るにとどめた。

出席した理事から中止、延期に関する意見はあったか質問されると「言及はありました」と認めた。続けて「理事の方からは『ここまで組織委が準備して、開催できると自分たちは分かっているけれども、一般の方々に伝わっていない。しっかり発信してほしい』とのご意見をいただきました」と説明した。