丸川珠代五輪相(50)が18日、閣議後の会見で、新型コロナウイルス感染症対策分科会終了後、尾身茂会長が7、8月のイベント観客数上限について「五輪とは無関係とのことで了承した」と発言した件について「あくまで、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの観客上限は5者協議で決めるものです、と強調されたと理解している」との見解を示した。

分科会は7、8月のイベントは、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置解除後の経過措置として、定員50%以内なら観客上限を1万人とする政府案を了承した。従来方針通りなら、五輪にも準用される見通し。21日にも開かれる国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会、政府、組織委員会、東京都による5者協議で正式決定される。

また、丸川氏は「今回、政府が決めた上限規制を上回ることはないとの理解でございます」とし、観客数は1万人以上とはならないと強調した。