20年世界選手権オムニアム覇者で、東京五輪代表の梶原悠未(23=筑波大大学院)が登場し、女子エリミネーションで貫禄勝ちを収めた。一方、男子チームスプリントは、東京五輪代表の新田祐大(34=日本競輪選手会)擁するドリームシーカーがアクシデントで敗れる波乱の決着となった。

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まさしく女王の走りだった。梶原は終始2番手の外に位置。最後に先頭に飛び出すと、2位以下に大差をつけた。エリミネーションはオムニアムの第3種目で行われており、今大会から単独種目として採用された。梶原は「初代チャンピオンになれてうれしい。落ち着いて中団の前の方の位置が取れたことが、勝利につながった」と笑みを浮かべた。世界選手権後、トラックの公式戦は今回が初めて。6日には世界を制したオムニアムに出場する。「アルカンシェルで走れる喜びと覚悟を胸に、必ず優勝したい」と意気込んだ。