19年ラグビーW杯日本大会で日本代表として初の8強に貢献した福岡堅樹(27=パナソニック)が6日、大分・別府市で始まった7人制日本代表候補合宿に参加した。

7人制での東京五輪出場を目指し、1月のトップリーグ(TL)第2節終了後に15人制から移行。だが、左膝の負傷により、活動は2月29日からとなっていた。

今合宿は新型コロナウイルスの感染拡大を防止する政府からの基本方針を勘案し、現地での取材対応は行われていない。16年リオデジャネイロ五輪に出場していた福岡は、映像を通じて思いを語った。

「ケガで遅れたことに対しても『仮病じゃないか』といじられながら、和気あいあいと、明るい雰囲気で(仲間が)迎えてくれた。すごく入りやすかった」

4月には五輪会場の味の素スタジアム(東京)で予定されていた国際大会が中止になるなど、新型コロナウイルスの影響も懸念される。アピールの機会は限られるが、気持ちの整理はできている。

「限られた回数しかないのであれば、限られた回数でより高いパフォーマンスを発揮するのが全て。焦ることなく、何かを変える訳でもなく、とにかく目の前に全力で臨みたいと思います」

別府合宿は13日まで行われる。