スノーボード五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(22=木下グループ)が14日、スケートボードでの東京五輪出場をあらためて掲げた。平昌五輪翌年の19年から取り組んでおり、「何とかそこも目指していきたい気持ちは変わらない」と本番を見据えた。5月には米国での五輪予選対象の大会に出場予定。上位3人に五輪出場資格が与えられる。

夏も冬も五輪の舞台に立つ。1年を切っている22年北京五輪では本職での出場も目指している。限られた時間での両立の難しさを感じているが「この両立を目指しているきっかけは、自分しかたどれない道に進んでいきたいから」と話す。

この日、札幌市ばんけいで開催されたスノーボードの全日本選手権ハーフパイプに8季ぶりに出場し、決勝で89・00点で2位に入った。来季のW杯派遣選手選考も兼ねた大会で結果を残し、夢実現へ向けて着実に歩みを進めている。