U-23(23歳以下)代表を兼任する日本代表森保一監督(51)が17日、7月の本番まで東京五輪代表に専任する考えを示した。

千葉県立幕張海浜公園内に完成したサッカー施設「高円宮記念 JFA夢フィールド」を視察した。新型コロナウイルスの感染拡大により3月はW杯アジア2次予選と五輪代表の国際親善試合といった代表活動が中止に。「今の状況を考えれば活動できないのは当然。今できることをやっていければ」と冷静に受け止めた。

予定通りの五輪開催なら6月のトゥーロン国際(フランス)が本番前最後の公式戦となる。現状では開催できるか不透明だが「どういう選手が招集できるか分からないがオーバーエージ(OA)も含めて五輪仕様で準備しようと思う」と実施を前提として、最強布陣で臨むプランを明かした。

延期や中止など情報が飛び交っているが、指揮官は「五輪が予定通り開催されることを一番願っているが、そうでなかったとしても、しっかりと五輪に向けて積み上げてこられたことに自信を持って決定を待つ」とどっしり構えた。「不安や動揺はまったくなくて、逆に選手、スタッフを含めて危機感持ってやることがより大きなパワーを生んで五輪に向かえるかなと思う」と力を込めた。