東京五輪の男女サッカー競技の組み合わせ抽せんが21日に行われる。

金メダルを目指す男女日本代表の命運を決める日を前にした20日、男子日本代表の森保一監督(52)がオンラインで取材対応。「五輪に出てくるのは強豪国ばかり。どこと戦っても勝利し、ポイントを取れるようにしたい」と気を引き締めた。

すでにポット分けが終了し、開催国の日本はブラジル、アルゼンチン、韓国と同じポット1。また日本はA組に入ることが決まっている。出場が決まっている国についてはスタッフがすでに分析を進めており、指揮官は「組み合わせがはっきりしたら、コーチ、スタッフが対戦国のスカウティングを進めていくことになる」と話した。

6月にはU-24日本代表が2試合を予定しており、オーバーエージ枠の選手も合流させて本格的なチームの仕上げに入っていく。選手にとっては本大会のメンバー入りへ最後のアピールの場となる。本大会で頂点を目指し、まずはA組が幸運の組となるか、はたまた強豪ぞろいの組になるか。日本が歩む道筋が決まる。

◆抽せん方法 1次リーグ(L)は4つのポットから1カ国ずつ選び、4チーム×4組で行われる。男子の場合、同じポットに入った王国ブラジル、強豪アルゼンチン、宿敵韓国とは同組にならないことが確定。1次Lでは同じ大陸連盟の国同士が同じ組に入ることも原則として避けられる。そのためポット4ではフランスまたはルーマニアが同組になる。するとポット2の欧州2カ国は同組に入らないため、メキシコかホンジュラスが同組に入る。ポット3はいずれの国とも同組の可能性がある。このように現時点である程度同組になる国は絞られてくるが、比較的、1次Lを突破しやすいポット分けになったと言える。