楢崎智亜は3年連続の2位に終わったが、東京オリンピック(五輪)に向けて充実感をにじませた。

決勝は全4課題完登したものの、トライ数の僅差で藤井に敗れた。「優勝は逃したけど全体的な登りの感じは悪くなかった。この負けも生かして本番につなげたい」と気持ちを引き締めた。日本代表の安井ヘッドコーチも「状態は問題ない。器用すぎる分、壁を登る時にさまざまな選択肢があるため、(コース選択に)迷いがあったのかと思う」と話していた。