川本武史(26=TOYOTAが23秒17の日本新記録を樹立した。従来の記録を0秒10更新した。

「22秒を狙って日本新ならいいなと思っていた。最低限の目標達成です。五輪が決まった後なのでリラックスして泳げた。ここはオリンピックプール(会場)なので、日本新を出して、いい形で終わりたかった。(次の男子50メートル背泳ぎへ)レストは短いですが、自分の力を出し切って、いい形で終われれば」

川本は男子100メートルバタフライの準決勝でも、日本タイ記録の51秒00をマークしていた。

この日は男子50メートル背泳ぎにも出場し、4位だった。2つのレース後、取材に応じ「世界記録(22秒27)とは1秒(正確には0秒90)も離れているので。22秒は必須だと思っている。悔しい部分と、うれしい部分があった。背泳ぎは、単純にレストが短いので体力的に厳しいのと準備が。トレーニングと割り切って泳ぎました」と話した。

日本新記録で100万円を獲得。使途を尋ねられると「使い道は考えていないんですけど、家族には本当に支えてもらっているので、何か買ってあげられれば」と笑顔を見せた。