卓球女子の石川佳純(27=全農)が、農家への思いを体現した。

新型コロナウイルス感染が拡大する中でも安心、安全な農畜産物を届けてくれる農家に感謝と応援の気持ちを伝える全農のプロジェクト「響け! 大地のエール『♯農家の皆さんありがとう』」の第2弾で、全農CMソング「大地のエール」の演奏に「リズム隊」として参加。全国屈指の実力を誇る千葉・習志野高吹奏楽部と卓球リフティングでコラボした動画「習志野高校吹奏楽部『大地のエール』演奏動画」(フルバージョンhttps://youtu.be/_uZ5XqGIlUQ)が21日に公開された。

7月31日にスタートした第一弾「『♯農家の皆さんありがとう』ティザー動画」では、コロナ禍の自粛期間中に気づいたことなどに触れ「今度は私が、感謝と応援の気持ちを込めて『大地のエール』を演奏して贈りたいと思います」と全国の農家への思いを語っていた。プロジェクトに賛同した習志野高吹奏楽部顧問の海老沢博さんは「我々が取り組んでいる音楽を通じて感謝の気持ちと元気を伝えられたらと思い、喜んで参加させていただきました」と経緯を説明した。同校では4、5月は休校で現在も全体練習は行えず、部員223人が勢ぞろいして演奏するのは今年初めてだったという。撮影は同校グラウンドで間隔を空けて行われ、部長の上杉晴さんは「大きく広がった屋外での音合わせはとても難しかったですが、それよりも全員で演奏できた喜びのほうが大きかった」と充実感をにじませた。

石川は習志野高とのコラボに「本当に素晴らしい演奏で、一緒に農家の皆さんに感謝を伝えられるのは私にとってもうれしいことです」と喜びを口にした。コロナウイルスの影響は続くが、練習などは充実しているといい「一番の目標は、やはり東京五輪です。1年後、最高のプレーができるように毎日を積み重ねていきたいと思っています」と気持ちを新たにしていた。

同プロジェクトでは、47都道府県の特産品が当たるプレゼントキャンペーンを実施することも発表された。ツイッターアカウント「全農広報部スポーツ応援(@zennoh_sports)」をフォローし、プレゼントキャンペーン告知ツイートをリツイートすることで応募できる。