日本トライアスロン連合(JTU)は22日の理事会で東京五輪に臨む代表選手男女各2人を選出した。男子はニナー賢治(27=NTT東日本・NTT西日本)と小田倉真(27=三井住友海上)、女子は高橋侑子(29=富士通)と岸本新菜(25=福井県スポーツ協会・稲毛インター)が選ばれ、いずれも五輪初出場となる。4大会連続出場を目指した37歳上田は五輪ランキング日本勢女子最上位(22位)にいたが、JTUが定める選考基準に関わる大会では振るわず代表入りを逃した。

7月26日に個人男子(スイム1・5キロ、バイク40キロ(5キロ×8周)、ラン10キロ(2・5キロ×4周))、翌27日には個人女子(スイム1・5キロ、バイク40キロ(5キロ×8周)、ラン10キロ(2・5キロ×4周))が行われる。

男女2人ずつで組む新種目の混合リレー(1人当たりスイム300メートル、バイク6・8キロ(3・4キロ×2週)、ラン2キロ(1キロ×2周))は、7月31日に行われる。どんな布陣を採用するのかが勝敗の鍵を握るとした上で、中山俊行五輪対策チームリーダーは「個人種目の結果を踏まえてリレーの順番を決めたい」と話していた。

 

<五輪代表入りした男女各2人のコメント>

ニナー賢治 今日の代表発表はとてもうれしいです。これからも引き続き強化合宿でしっかり練習し、本番に向けて準備をしていきます。全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします!

小田倉真 代表選手に選ばれたからには責任と自覚を持って、引き続き一カ月後の本番に向けて準備していきたいと思います。皆さん、いつも応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

高橋侑子 自国開催のオリンピックに選手として出場させて頂けることを素直にうれしく思います。5年前に悔しい思いをしましたが、あれから沢山の方に支えて頂き、ここまで来ることが出来ました。コロナウイルスの猛威は甚大ですが、今の自分に何が出来るのか、しっかりと向き合いながら来る日に向けて悔いのない準備をしていきます。応援よろしくお願いいたします。

岸本新菜 今は素直にうれしいという気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。自分は今回初出場となります。選ばれたからには、しっかり準備をし、今までやってきたことを武器にチャレンジャーと恐れずに世界と戦いたいと思います。そして応援してくださる皆さんにしっかりと戦っている姿を見せたいです。応援よろしくお願いします!