バレーボール女子代表の石井優希(28=久光製薬)が5日の「こどもの日」、インスタライブで子どもたちの質問や相談に答えた。児童たちから小さい頃の夢やバレーボールを始めたきっかけなど質問され、終始笑顔を見せて答えた。8日に29歳となる石井は「20代最後なのでなんとか踏み出したい。石井優希という存在をもっとアピールしたい」と抱負も語った。

所属チームの公式インスタグラム内で、小学生3人と電話をつないで行った。子どもたちから「小さい頃の夢は何ですか」と質問され、石井は「保育士になるのが夢でした。中学校のボランティア活動や職場体験では、保育園や小学校で体験授業をしました。だけど、小学校の卒業アルバムには『保育士になりたい』という題名だけど、バレーボール選手になりたいとも書いていました」と笑みを交えて振り返った。

バレーボールを始めたきっかけについて、石井は「母親が生後2カ月ぐらいからママさんバレーをしていて、いつもついていってました。そこに小学校の監督が来ていて、招待されたのがきっかけです」と明かした。落ち込んだことも少なくなかったが、毎日の練習が楽しくて向上心を持って臨んでいたという。

現在は新型コロナウイルスの影響で外出自粛をしているが、自宅でできるトレーニングを中心に取り組んでいる。体幹トレーニングやスクワット、海沿いを走るなど、バレーボールが満足にできない状態だ。それでも1年延期となった東京五輪へ向けて、さらにパワーアップした姿を見せるため励んでいる。【平山連】