レスリング男子グレコローマンスタイル日本代表が6日、約4カ月ぶりに合宿を再開した。

コロナ禍で、各自が自宅や所属先などで自主練習をしていた。都内のナショナルトレーニングセンターでの開始前には抗体検査が行われ、参加選手22人らの陰性も確認した。昨年の世界選手権を制し、東京オリンピック(五輪)代表に内定している60キロ級の文田健一郎(24=ミキハウス)は「逆に、限られた環境の中でどう自分を強化しようかと考える時間は多かった」。種類豊富な体幹トレーニングで鍛え上げた。五輪は簡素化されるが「細かい要素は考えていません。五輪のマットでレスリングできるなら、それ以上は求めない」と述べた。