【根尾の相棒】中日・石橋康太の悩みを聞いてきた 関東一同窓&ルーキー時に教えた縁

選手の技術面に加え、人間性やドラマにも迫る田村藤夫氏(63)の「プレミアムリポート」。今回は同じ関東第一出身で、それも同じ高卒捕手、中日・石橋康太捕手(22)をみやざきフェニックス・リーグでインタビューしました。同期の根尾昂投手と組んだ今季終盤の2試合について、余すところなく打ち合わせの様子を語っています。どうぞ、最後までお付き合い下さい。

プロ野球

◆石橋康太(いしばし・こうた)2000年12月7日、千葉県生まれ。小学生から捕手として活躍し、6年時にロッテジュニアに選出され12球団ジュニアトーナメントに出場し準優勝。千葉市リトルシニアから関東第一高に進学。2年夏の東東京大会で4本塁打を放つなど、高校通算57本塁打。18年ドラフト4位で中日に入団した。1年目に球団史上初となる高卒新人でのスタメンマスク。今季は39試合に出場し、打率2割5分7厘、2本塁打、15打点。プロ通算93試合に出場。11月に行われる「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」の侍ジャパンメンバーに選出された。181センチ、95キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸950万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

「イエスマンじゃないんですけど」

田村氏お疲れさま。とりあえず、今年1年を振り返ってみると、どうですか?

石橋はい、前半戦は正直、もうずっとけがしていましたから。あまり1年間を通してやれたかな? っていう実感はないです。

後半戦も、そんな深い印象をつけられるよう働きはないんじゃないかなとは思いますけど、去年の経験を踏まえて、ガンガンできたかなって言われたら、やっぱり、こう、試合によって波もありましたし、自分の頭の整理がつかない時も多かったです。

なんかそこは、全然満足してないというか、まだまだなのかなっていう感じはしています。

田村氏でもまあ、とりあえず、あそこで練習しているけど、根尾が先発した時、その2試合は、いい形ではあったんじゃない?

石橋最後の2試合、根尾と組んだ時ってのは、やっぱり2人でよく話ができましたし。

田村氏うん、うん。

石橋もう、ほんとに、頭の中を整理して。あと2人でやるだけだっていう、勝つことしか考えないでできたっていうことは、すごくプラスだったんで。

その点については、多分もう、根尾に引っ張ってもらったというか、本当に根尾と2人での共同作業ができたっていうのは多かったんです。

本当に、それまでに結構、なんていうんですかね、なかなかうまくいかないことが多かったです。

田村氏それは、他のピッチャーの時ってこと?

石橋はい、そうですね。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。