1軍に担当替えとなった中日浅尾拓也コーチに聞いた 平成の鉄腕が描く令和のブルペン

今回の田村藤夫氏(65)の「プレミアムリポート」は、中日の浅尾拓也1軍投手コーチ(40)です。

2月の沖縄の北谷キャンプで、練習の合間に話を聞くことができました。

プロ野球

◆浅尾拓也(あさお・たくや)1984年(昭59)10月22日生まれ、愛知県出身。常滑北―日本福祉大を経て06年大学・社会人ドラフト3巡目で入団。主に勝ちゲームの8回を任され、抑えの岩瀬とともに抜群の安定感を誇った。通算232HPは歴代3位。11年、中継ぎ投手で初のMVP。18年限りで現役を引退し、19年から中日で1、2軍の投手コーチを歴任。通算416試合、38勝21敗、23セーブ、200ホールド、防御率2・42。182センチ、78キロ。右投げ右打ち。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

■「今の選手たちは自分なりの調整法を持っています」

田村お疲れさま。久しぶりだね。

浅尾コーチこんにちは。ごぶさたしています。

田村今年から1軍担当だね。どうですか? だいぶ雰囲気も変わりますか?

浅尾コーチはい、そうですね。でも、やることは選手をしっかり見ることですから、そんなに意識せずにやっています。

田村山井コーチと一緒に2軍から1軍に来たから、担当はどうなりそうかな?

浅尾コーチはい、おそらくブルペンになると思います。

田村そうだね。となると、より一層選手の動きから目が離せなくなりそうだね。

浅尾コーチそうですね。

田村拓也は、現役の時に連投のきく中継ぎとして常にブルペンでスタンバイしていたと思うけど、当時の経験を踏まえて、ブルペン担当としてはどういうところを気にかけて見るようにしている?

浅尾コーチはい。今の選手たちは自分なりの調整法を持っていますからね。そこは、まずはよく日ごろから見ておいて、それで調整方法もまずは本人たちのやりたいようにという感じですね。

こちらから強制するようなことはしません。

田村なるほど。ブルペンでの過ごし方も、時代とともに変わっていくんだな。

本文残り66% (2236文字/3386文字)

1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。