2年目の日本ハム進藤勇也が抱える課題は、2年目の社会人が抱える課題に当てはまる

田村藤夫氏(65)の「プレミアムリポート」。今回は、4月6日のイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)でスタメンマスクをかぶった日本ハムの大卒プロ2年目、進藤勇也捕手(23=筑陽学園―上武大)にインタビューしてきました。

プロ野球

◆進藤勇也(しんとう・ゆうや)2002年(平14)3月10日生まれ、福岡県出身。福重小3年で福重バスターズでソフトボールを始める。ポジションは捕手。内浜中時代は糸島ボーイズで全国大会出場。筑陽学園に進学し、3年春のセンバツで8強、夏の甲子園は初戦の2回戦で敗退。上武大に進学後、2年で全日本大学野球選手権4強、3年の全日本大学野球選手権で準優勝し敢闘賞を受賞。侍ジャパン大学代表。23年ドラフト2位で日本ハムに入団。24年6月18日阪神戦(甲子園)で1軍戦初出場。同年は2試合、3打数0安打。182センチ、91キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1100万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

■「どうしても時間に追われる感じがして」

田村氏お疲れさま。久しぶりだね。

進藤こんにちは。はい、お久しぶりです。

田村氏だいぶ体はでき上がってきたみたいだね。

進藤そうですか、ありがとうございます。

田村氏大卒ルーキーとして1年が過ぎたけど、どうですか? もう自分のペースはつかめましたか?

進藤はい。そこは自分でもアマチュアとプロの違いを感じながらやってきました。

田村氏例えばどんなところですか?

進藤はい。試合前の練習時間が大きな違いだと感じました。

大学時代は、プロよりも時間がありました。ですから、自分が確認することを自分のペースでひとつずつチェックしながら準備することができました。

ですが、プロに入って、ホームにしろ、ビジターにしろ、練習から試合までの時間がすごく短く感じました。大学でのペースに慣れていたせいか、どうしても時間に追われる感じがして、しっかり確認できたか、そこに多少不安が残る中で試合に入っていたこともあったと思います。

田村氏まあ、そうだね。特に捕手はね。

進藤はい。

田村氏大別すると、自分のコンディションを整えることと、バッテリーとしての確認事項があるからね。相手チームの打者のチェックもするし、先発投手との打ち合わせも大切だからね。

進藤はい、やることはありますから、時間配分をしっかり考えて過ごさないと、心構えの部分でちょっと違うなと感じました。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。