【無料会員記事】捕手出身の習性…DeNA加藤響に感じていた違和感の正体を見つけた

2019年まで中日2軍バッテリーコーチとして若手を育成してきた田村藤夫氏(65)が、ファームで目にとまった選手や期待の若手選手の現状をチェックする「田村藤夫のファームリポート」。

今回はDeNAのドラフト3位・加藤響内野手(22=四国IL徳島)です。

プロ野球

◆加藤響(かとう・ひびき)2002年(平14)6月15日生まれ、神奈川県出身。小学生時にDeNAベイスターズジュニアに選出。東海大相模では19年の2年夏に甲子園出場。東洋大に進むも、3年時に退部。四国IL徳島に移り、24年ドラフト3位でDeNA入り。180センチ、85キロ。右投げ右打ち。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

【連載203】<ファームリポート:イースタン・リーグ・DeNA8-14巨人>◇2025年3月19日◇横須賀

■特定の選手に着目せず、なんの先入観も持たずに試合に見入っていた。

DeNAのドラフト3位・加藤の動きに注目し、ぜひ改善してもらいたい習慣について解説したい。

特定の選手に着目せず、なんの先入観も持たずに試合に見入っていた。時にはこうした試合の見方も、私にとっては大切な発見につながることがある。

まず、私の視線は捕手出身者の習性として、最初に捕手の動きから入る。

捕手のサインに対して投手の反応を見ながら、自然と視線は内野手に移る。守備位置を視界に入れながら、打球反応への準備も漠然と見ている。

打球に対する反応がいいか、ある程度の予測をしていたのかどうか。足の運びや、体の向き、そして送球が正確か。ファーストが捕球するところを見つつ、ベースカバーの流れなども踏まえ、連動して動く内野陣の動きを視野に入れる、そんな作業の繰り返しだ。

その中で、何となく気になっていたのがDeNAショートの加藤響の動きだった。

本文残り55% (1289文字/2340文字)

1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。