感性と根性がズバ抜けていた城島健司が、王貞治からホークスの帝王学を引き継いだ感慨

今回の田村藤夫氏(65)の「プレミアムリポート」は、ソフトバンクの城島健司CBO(チーフベースボールオフィサー=48)へのインタビューです。

CBOとは、GMよりもより幅広く球団運営とチーム編成に携わる重職です。球団の根幹を任されることになった城島CBOが描くビジョンについて、2月の宮崎キャンプで聞きました。

プロ野球

◆城島健司(じょうじま・けんじ)1976年(昭51)6月8日生まれ、長崎県出身。別府大付(現明豊)から94年ドラフト1位でダイエー入団。強打の捕手として99、00、03年の優勝に貢献。05年オフにFAでマリナーズに移籍し、09年オフに阪神で日本球界復帰。12年限りで引退した。03年パ・リーグMVP。ベストナイン6度、ゴールデングラブ賞8度受賞。19年オフにソフトバンクの球団会長付特別アドバイザーに就任し、24年からはシニアコーディネーターを兼任。25年1月1日付けでチーフベースボールオフィサー(CBO)に就いた。現役時代は182センチ、89キロ。右投げ右打ち。

◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

■「今があるのはソフトバンクのおかげです」

田村ジョー、久しぶりだな。元気か? 忙しそうだね。

城島CBOタムさん、おはようございます。取材ですか?

田村ああ、普段は2軍戦を見てるし、イースタンばかりだから、ソフトバンクの1軍は、キャンプの時じゃないと見られないから。

城島CBOそうですか。なら、じっくり見ていってください。

田村ああ、ありがとう。確か、CBOだったよな。偉くなったんだ?

城島CBOいえ、別に偉いわけじゃないです。まあ、でも、こうして今があるのはソフトバンクのおかげですし、少しでも僕の経験が球団のためになるならと思って。

田村へえ、ジョーもそういうこと、言うようになったんだな。

城島CBOそりゃ、もういい年ですからね。それに、それは本心です。

僕は王会長にはご恩がありますから。王会長のおかげで今の自分がありますから。

田村そうだな。王さんが監督をされている時に、ジョーは捕手として多くを経験して成長したもんな。

城島CBOはい、タムさんといういいお手本がそばにいましたから!

田村いいんだよ、そんなことは! それで、今は具体的には何をしてるんだ? CBOって、GMとは違うんだろ?

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。