【ヤクルト嘉弥真新也】10年前、博多で同じマンション…「来てください」の電話に 

田村藤夫氏(64)の「プレミアムリポート」は、ヤクルト嘉弥真新也投手(34)です。4月21日、ファーム取材に訪れた戸田球場で、同19日に2軍に合流したばかりの嘉弥真投手と偶然再会しました。

田村氏がソフトバンクのコーチ時代に交流があり、今春の沖縄キャンプ取材でも再会を心待ちにしていましたが、予定が合わずに浦添キャンプまで足を運べずにいました。はからずも、ファームで顔を合わせることになりましたが、提供いただいた写真や2人の会話から気心知れた関係がにじみます。昨オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、ヤクルトで再起を図ります。

プロ野球

◆嘉弥真新也(かやま・しんや)1989年(平元)11月23日、沖縄県石垣市生まれ。八重山農林、ビッグ開発ベースボールクラブ、JX―ENEOSを経て、11年ドラフト5位でソフトバンク入団。2年目の13年から左の中継ぎとして定着。17~22年に50試合以上に登板。19年オフにプレミア12日本代表入り。21年10月5日の楽天戦で通算100ホールド達成。23年限りでソフトバンクを退団し、24年からヤクルトでプレー。172センチ、72キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸2000万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

今季からヤクルトでプレーする嘉弥真

今季からヤクルトでプレーする嘉弥真

「まあ、いろいろありまして」

4月21日、ファーム取材のため訪れた快晴の戸田球場の駐車場で、車を降りると、向こうから見たことがあるやや小柄な選手がこちらに向かって歩いてきた。

私の顔を確認するや、小さく「うわっ!」とすっとんきょうな声を上げた。嘉弥真は私がソフトバンクのバッテリーコーチ時代に交流があった顔見知りの選手だった。

田村氏 うわっ、じゃないよ、お久しぶりです、田村さん、だろ?

嘉弥真 アハハハハ。

田村氏 なんだよ!

嘉弥真 こんにちは! 田村さん!

田村氏 何してんだよ、ファームで! エッ?

嘉弥真 エヘヘヘへ。

田村氏 エヘヘヘじゃないよ。神宮だろ、お前がいるべきところは!

嘉弥真 いやあああ、まあ、いろいろありまして。

田村氏 なんだよ、いろいろって。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。