もうすぐ交流戦、といえば…日本ハムの水谷瞬に会って現状と移籍の舞台裏を聞いてきた

今回の田村藤夫氏(65)の「プレミアムリポート」は、昨年大ブレークした日本ハムの水谷瞬外野手(24=石見智翠館)です。

昨年の交流戦で歴代最高打率を更新する4割3分8厘を記録して、大ブレーク。日本ハムが2位に食い込むひとつの原動力となり、今季も活躍が期待されていました。

3月には侍ジャパンに初選出され、オランダとの強化試合では先頭打者ホームランを放ち、鮮烈なデビューを飾りました。しかし、3月下旬に左脇腹を痛め、開幕してからも不調が続き5月2日に1軍登録を抹消されました。

昨年、現役ドラフトで日本ハムに移籍し、一気に才能を開花させた水谷選手が、現状と今後に向けた話をしています。また、ソフトバンクのチームメートで、緊急トレードによって巨人入りしたリチャード選手との交流についても触れています。どうぞ、最後までご覧ください。

プロ野球

◆水谷瞬(みずたに・しゅん)2001年(平13)3月9日生まれ、愛知県出身。石見智翠館では甲子園出場なし。18年ドラフト5位でソフトバンクに入団したが1軍出場なし。23年2軍で83試合に出場し、打率2割5分9厘、4本塁打、35打点。23年12月の現役ドラフトで日本ハムに移籍。24年4月11日ソフトバンク戦(北九州)で1軍戦初出場。交流戦史上最高打率4割3分8厘を記録。7月のオールスターには「プラスワン投票」で初出場。同年は97試合に出場し、94安打、打率2割8分7厘、9本塁打、39打点、4盗塁。193センチ、100キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2700万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

■「脇腹はだいぶ良くなりました」

田村お疲れさま、いま、少しだけ話できますか?

水谷はい、こんにちは。大丈夫です。

田村日刊スポーツで評論をしています田村です。

水谷はい、以前ごあいさつしていただいています。水谷です。よろしくお願いします。

田村そうだったっけ? あいさつしてた?

水谷はい、していただきました。田村さんはソフトバンクでコーチもされていたと伺いました。

田村そうなんだよ、日本ハムで選手をしていたんだけど、ソフトバンクではコーチもしていました。それで、今は状態はどうですか?

水谷はい、脇腹はだいぶ良くなりました。

田村そう、それは良かった。脇腹はかなり長引くからね。それに何度も痛める選手もいるから、十分に気を付けないと。

水谷はい。ありがとうございます。

田村では、バッティングの調子はどうですか?

水谷そうですね、今の状態ならば、1軍に上げていただけても、去年と同じようにしかできないのではないかと考えて、自分でいろいろ確かめながらやっています。

田村そうなんだ、先を見てるんだね。

水谷はい。やっぱり、チャンスもらえた時には、今までよりも成長したところを見てもらえるようにしたいですから。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。