日本ハムのドラ1・柴田獅子を見に鎌ケ谷へGO!捕手心理を超える今だからこその魅力

2019年まで中日2軍バッテリーコーチとして若手を育成してきた田村藤夫氏(65)が、ファームで目にとまった選手や期待の若手選手の現状をチェックする「田村藤夫のファームリポート」。今回は、日本ハムのルーキー、柴田獅子投手(19=福岡大大濠)を取り上げます。

プロ野球

◆柴田獅子(しばた・れお)2006年(平18)4月18日、福岡県飯塚市生まれ。野球は庄内小2年から始め、庄内中では飯塚レパーズ所属。福岡大大濠では1年夏からベンチ入りし、甲子園出場なし。50メートル6秒4。遠投100メートル。好きな有名人はNewJeansのミンジ。趣味は読書。目標は大谷翔平。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸880万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

【連載213】<ファームリポート:イースタンリーグ・日本ハム4-1DeNA>◇6月28日◇鎌ケ谷

■あっけない三振や、まさかのフルスイングに、高卒ルーキーならではの底知れぬ大胆不敵さを垣間見た

率直な感想として、日本ハムのドラフト1位高卒ルーキー・柴田のバッティングは必見だと感じた。

もしかすると、今しか見ることができない、19歳の荒々しさかもしれない。魅力がたっぷり詰まった3打席を振り返る。


私のように捕手経験が長く、打者心理、投手心理をある程度推測しながら打席を観察する者にとり、柴田獅子のバッティングは実に多くを学ばせてくれる。まだまだ自分の想像力、観察力のなさを感じさせてくれた。

「7番DH」で3打数2安打、公式戦初ホームランという結果は、私にはそれほど大きなインパクトはなかった。

むしろ、あっけない三振や、まさかのフルスイングに、高卒ルーキーならではの底知れぬ大胆不敵さを垣間見た思いだ。

第1打席は左投手と対した。初球低めの真っすぐを打ってファウル。かなり引っ張りの意識が強いスイングで、この時から打席での打ち気満々の意欲が伝わってきた。

2球目は真っすぐを見送って1―1。3球目、外のスライダーを空振り。投げた瞬間にボール球と分かる球筋で、ワンバウンドを思い切ってスイングした。これで1―2と追い込まれた。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。