【捕手の洞察】鎌ケ谷で見~つけた!日本ハム細川凌平が、幼い頃から続けている習慣

今回の田村藤夫氏(65)の「プレミアムリポート」は、日本ハムの高卒5年目の細川凌平内野手(23=智弁和歌山)です。

3年前に見た時に感じた細川選手の個性的なこだわりは今も健在で、田村氏はちょっとうれしかったようです。

そのこだわりについて、6月下旬の鎌ケ谷スタジアムで直接話を聞いてきました。

プロ野球

◆細川凌平(ほそかわ・りょうへい)2002年(平14)4月25日、京都府出身。小学2年で野球を始め、中学3年時にはボーイズリーグ日本代表で世界一。智弁和歌山では1年から中堅手のレギュラーとなり、2年で遊撃手へ転向。3年時には主将を務め、甲子園には1年夏、2年春夏、3年の交流試合に出場。20年ドラフト4位で日本ハムへ入団。21年10月18日楽天戦(楽天生命パーク)で1軍デビュー。昨季まで通算140試合、45安打、打率2割7厘、1本塁打、17打点、4盗塁。174センチ、78キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1200万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

■3年前の5月、私は細川の守備位置へ就く際のちょっとしたこだわりに気づいた。

ファームの試合を見ていると、いやがおうなく細かいところにまで目が行ってしまう。1軍の試合ならば、勝敗が最大の焦点であり、そのための個々の選手の投打の細部を見ることになるが、ファームだと様相は異なる。

各選手がどんな工夫をしているのか、そこを何の先入観も持たずにただ眺める。すると、時に個性的な独特の動きが見えてくる。それが、マウンドや打席、あるいは守備位置につく際のちょっとしたしぐさに現れているのだから、おもしろいものだ。

3年前の5月、私は細川の守備位置へ就く際のちょっとしたこだわりに気づいた。

その時はセカンドを守っていたが、三塁ベンチを出た細川は、ダイヤモンドを突っ切って一直線にセカンドに向かわず、ファウルグラウンドを回りながら一塁ベースを過ぎてから、土のグラウンドに入らずにライト側の芝生からフェアゾーンに入り、セカンドの定位置についた。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。