【無料会員記事】DeNA篠木健太郎の覇気は買いたい。ただ、現状…1軍相手は難しい

2019年まで中日2軍バッテリーコーチとして若手を育成してきた田村藤夫氏(65)が、ファームで目にとまった選手や期待の若手選手の現状をチェックする「田村藤夫のファームリポート」。今回はDeNAのドラフト2位ルーキー篠木健太郎投手(23=法大)を取り上げます。

プロ野球

◆篠木健太郎(しのぎ・けんたろう)2002年(平14)5月7日、群馬県生まれ。小学3年から野球を始め、中学時代は館林ボーイズ所属。木更津総合では1年春からベンチ入りし、同年夏に甲子園出場。法大ではリーグ戦通算49試合、14勝12敗、防御率2・26。2、4年時に大学日本代表に選出された。24年ドラフト2位でDeNA入り。契約金7000万円、今季年俸1200万円(金額は推定)。背番号30。177センチ、80キロ。右投げ左打ち。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

【連載216】<ファームリポート:イースタンリーグ・DeNA0-4ロッテ>◇7月27日◇横須賀

■篠木のピッチングには、多くのアマチュアの投手が学んでほしいポイントが隠されていた。

2番手で3回から登板すると、そのイニングは空振り三振を2つと一ゴロというほぼ完璧な内容だった。

篠木のピッチングは初めて見たが、1球ごとに気迫ある声を出し、見ていて小気味良かった。私もやはりこういう投手には多少の感情移入をする。気持ちを込めて、全力で挑む姿勢は好感が持てた。

2イニング目の4回。今度は一転して打ち込まれる。

まず、中村奨に真っすぐを3球続け、いずれもファウル。特に3球目の真っすぐはほぼ真ん中へ148キロ。この日最速を投げ込んだ。むろん、中村奨が手を出したのだから、3球ともストライクゾーンへの真っすぐだった。

そして4球目、カットボールをまたしてもゾーンに投げて中前打を浴びた。

私はここで、う~ん、と唸ってしまった。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。