【日本ハム北山亘基】CS開幕! 新庄剛志監督との作戦会議の内容は?/インタビュー前編

日本ハム北山亘基投手(26)が10月8日、伊藤大海投手(28)、五十幡亮汰外野手(26)とともに、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 VS 韓国」(11月15日、16日=東京ドーム)の日本代表に選出されました。昨年11月のプレミア12以来の侍入りです。今季は自己最多9勝を挙げ、初の規定投球回に到達、防御率リーグ2位の1・63と躍進した4年目右腕が、今季を総括しながら、CSや来年3月のWBCへの思いをたっぷり話しました。前後編でお届けします。

プロ野球

新庄監督(後方)が見つめるなか、ライブBPを行う北山(2025年10月3日撮影)

新庄監督(後方)が見つめるなか、ライブBPを行う北山(2025年10月3日撮影)

◆北山亘基(きたやま・こうき)1999年(平11)4月10日生まれ、京都市出身。小3から京北ファースト少年クラブで野球を始め、京都周山中までは軟式野球。硬式を始めた京都成章では1年夏からベンチ入りし、3年夏はエース兼主将として甲子園出場。初戦の神村学園戦で8回まで毎回の11三振を奪うも2―3でサヨナラ負け。その後、プロ志望届を出したが指名漏れした。京産大では1年春からベンチ入り、4年秋のリーグ戦で153キロをマーク。21年ドラフト8位で入団した日本ハムでは22年に球団66年ぶりとなる新人開幕を務め、その後は中継ぎ、抑えとして活躍。23年途中から先発へ転向。24年4月20日ロッテ戦(エスコンフィールド)でプロ初完投初完封勝利。トレーニングなど野球に関することは熱心に研究し、知識も豊富なことからニックネームは「教授」。同じ愛称の音楽家・坂本龍一氏を敬愛する。今季まで通算105試合23勝16敗、17ホールド、9セーブ、防御率2・41。182センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は4600万円。

★北山投手が前編で語った主な内容

  • ノーノーに迫った巨人戦より印象に残る試合は
  • シーズン中に異例の背番号変更をあらためて
  • 優勝争いで敗れたソフトバンクとの差は

―レギュラーシーズンが終わり、ご自身は先発としてはキャリアハイのシーズンに。成績を振り返っていかがですか

まず、昨シーズンはシーズン途中にけがをしてしまったっていう悔しい出来事があった上で今年臨んで、まず1年間けがなく最後まで投げ切れたっていうのは最低限のところ。

去年の課題だったところはクリアできたので、まずそこが良かったところと、あと規定イニングも今年初めて先発として1年通して貢献できたっていうものをかなり自信がつきましたし、今までの取り組み、中継ぎから先発転向して自分なりにやってきた取り組みが、ひとつの成果として現れたので、そこの充実したシーズンだったのかなっていう風には思ってます。

―防御率もまた最後までタイトル争いするリーグ2位という数字でしたけれども

もうそのあとちょっとの差というか、終わってしまえばもうちょっと頑張っておけばといまあったんですけど、そこの差は大きな実力の差だと思うので、そこの悔しい気持ちをオフシーズンしっかり取り組んで、また来シーズンもキャンプインに向けてやっていきたいなという気持ちももう既に湧いてきてますし、オフにどういう取り組みをしようかっていうのも、しっかり今考え始めてワクワクした気持ち、来季に向けてという気持ちもすごく今あるので、1位取れなかったっていう悔しさと、それもいい経験になったので、次にしっかりつなげていきたいなという風に考えてます。

―勝ち星はキャリアハイではありましたけれども、2桁勝利までも、あと1つという状況でしたね

やっぱりそこは最後達成したかったですし、素直に踏み切れなかったのは悔しい部分ではあるんですけど、不可抗力な部分でもあるので、自分のより自分の実力が反映されるっていう点では、イニングとも防御率はある程度反映されると思うので、そこが僕の設定してた目標はクリア、ある程度できた。

今年に関してはそこは1つよかったかなっていうのと来季に向けて勝ち切る投手になっていきたいなという風に思ってて。

そういう意味ではあと、この1球だったり、あとこの勝負どころのバッターの1打席の内容だったり、流れを引き寄せるその大事な1イニングだったり、そういうところのもう1歩詰めっていうのは、技術的にも精神的にまだまだ課題があるなという風に感じたシーズンでもあったので、そこも合わせて課題をつぶしていけたら来季はもっと勝ちにつながるんじゃないかなと思うので、そこもこの悔しさを持ってしっかりやっていきたいなと思います。

エスコンフィールドで先発投手練習に参加した北山(2025年10月9日撮影)

エスコンフィールドで先発投手練習に参加した北山(2025年10月9日撮影)

―4完投というチーム2位タイの数字ですけども、ここも光ると思うんですけれども、1年投げ抜くっていうことについてはどうですか

前半、僕の場合は中8日だったり中10日だったり間がいて、ちょっとリフレッシュしやすいというか、疲れのたまりにくい投手起用の中だったので、完投っていうのはたくさんできたとは思うんですけど、後半、中6になってきたところで、なかなかそういった完投だったりっていうのは後半はなくなってきたので、そういう意味では来季に向けての課題としても、中6で1年間回っていく中で、そういう中で、もっともっと長いイニングを投げていけるようなピッチャーになっていきたいなというのも思うので、今年の経験をまたしっかりつなげていきたいなという風に思います。

―今シーズンはオールスター前までで6勝4完投。前半戦振り返って印象的なピッチングは

本文残り66% (3887文字/5890文字)

1973年7月生まれ、茨城県水戸市出身。水戸第一、早大卒。06年、北海道日刊スポーツ新聞社入社。09年からコンサドーレ札幌担当を8年務め2度のJ1昇格を経験。17年からアマ野球担当、23年から日本ハム担当。
中学まではサッカー、両親が指導者だった影響で高校、大学はフェンシングに励み00年富山国体出場。パリ五輪フェンシング団体金メダルメンバーの永野雄大選手は従兄弟の長男。
学生時代までは野球とほぼ縁のない人生だったが、中1で初めて後楽園球場での巨人阪神戦に連れて行ってもらい、財布を落とす。岐阜県恵那市の方が神田の警察署に届けてくださり、2000円ほど入った財布を、倍以上の交通費をかけて、水戸から東京まで受け取りに行った苦い経験あり。