【日本ハム柴田獅子】8種のレオボール誕生!? カーブに魅せられた男の研究成果

今年も、いよいよキャンプインが迫っています。選手たちはオフの間、まずは2月1日に向けて自主トレを続けてきました。

日本ハム柴田獅子投手(19)は1月17日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で26年初ブルペン投球を行いました。昨秋の紅白戦で気付いたカーブの大切さ。投手としての2年目の青写真から二刀流をやるための思考、そして、桃太郎電鉄での戦い方まで、思索好き19歳が、語り倒しました。

プロ野球

★柴田選手が語った主な内容

  • ピッチャーとバッター、二刀流に必要なこと
  • 8種類のカーブ? ダルビッシュが手本に
  • チームメートと盛り上がる「桃鉄」 熱く語ります

◆柴田獅子(しばた・れお)2006年(平18)4月18日、福岡県飯塚市生まれ。野球は庄内小2年から始め、庄内中では飯塚レパーズ所属。福岡大大濠では1年夏からベンチ入りし、甲子園出場なし。50メートル6秒4。遠投100メートル。好きな有名人はNewJeansのミンジ。趣味は読書。目標は大谷翔平。1年目は4試合、0勝0敗1ホールド、防御率2・92。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸990万円。

1月10日 自主トレでランニング

1月10日 自主トレでランニング

オフは打撃強化「今年が1年目っすね」

―ブルペンは今年初

初めてですね。

―何割ぐらいの感じでした?

そこらへんは、もうストライク入れるぐらいです。全然力を入れず。

―全球種試しましたか

はい。あと、フォーク投げてないですけど。ある程度は。

―カーブを投げていた

カーブがいい球種なんで、カーブは先発とかピッチャーにとって一番大事な球種になると思うんで。本当にトップレベルの人とかもめちゃくちゃ投げてるんで、本当に一番使える球っていう感じですね。

―ここまでブルペン入らなかったのは何か狙いは

いや、入れてもらえなかったんです。投げたかったですけど。

―最後に投げたのは去年の秋キャンプぐらい

いや、多分キャンプも投げてないですけど、キャンプがノースローでやったんで。で、そっから管理下に入ってっていう感じですね。

―エスコンのCS前の紅白戦が最後ですかね

確かに。エスコンのCS前の紅白戦。めっちゃ久しぶりじゃないですか。キャッチボールくらいはもうやってましたけど。

―久しぶりのブルペンで投げてきて手応え的には

まあ、選手とかにもちょっと座ってもらいながらやって、ある程度、制球はつくんだろうなと思ったんで、まあ、1発目は、やっぱり大事だなと思いました。

―今オフ、バッティングを重点的にやると。ピッチングの方は

調整の方はピッチングもめちゃくちゃ磨きかけてやったんで、僕の中では。まあ、でもファームの結果次第ですからね。これで、前みたいに球種少なく、だったら、もう多分きついんで、何イニングも投げろってなったら。やっぱり多くしないと。

で、多くするだけじゃなくて、バッターが嫌だなっていうところもさしていかないといけないんで。

―新しく見えてきた思考だったり、こういう発想だったりっていうのは何かありましたか

まあ、制限されてるから、逆にバッターオンリーで行けた部分は結構大きかったすね。もう、だから何分とかで決められたら、それが終わったらもうバッティングしてたらいいんで、自分で限界値がピッチャーにないんで。

バッターってやっぱり何球打ったらもう結構きつくなるじゃないですか。ピッチャーもどんどん変化球とか覚えて、やりたいんで。

でも、それ考えると、めちゃくちゃ球数投げるんだろうな。だからある程度それでいいかなと思ってます。

1月10日 ティー打撃する柴田

1月10日 ティー打撃する柴田

―カーブは去年あんまり投げてなかったような

去年の紅白戦からですね。元々投げてたんですよ。高校の時は。で、入んなくて、こうスライダーで。入んないから投げるなって言われてたんです。スライダーの方がコントロール良かったんで。

―久々に投げられてから気持ち良さとかもあったりしますか

はい、ありました、ちゃんと(捕手)座って。今度ブルペン入ると思うんで、ちゃんとした。そこでちゃんと出力上げてって感じです。

―オフに取り組んでいる打撃の方の調子は結構、成長を感じられますか

いやあ、感じますね。だからまあ最初ファームでしょうけど、結構楽しみなところありますね。どうなるのかなって。

ほんと今年が1年目すかね? バッティングは。去年は知らずに立っててあれだけの成績だったから、勉強せずに。だからちゃんとここ理解してフィジカル鍛え始めたから、今年が1年目っすね。

―体とかもすごく大きくなられた。取り組んだトレーニングとかは

ウエートをしまくって、走る量もまあほんとに結構走り込んだっすね。僕の中では、ですよ。

―体重は変わってないけど、筋肉量が変わったみたいな

すごく増やしました。ものすごく。

―それは打撃に生きてきてるっていうのは実感ってありますか

あります、あります。もう当たった瞬間のインパクトとかすごく速くなったんで、ほんとにスイングスピードがあがりましたね。そこが一番変わりましたね。さされる球が減りました。

―今日のピッチングにもちょっと感じましたか

変化感じました。逆に鍛えすぎてて、ピッチャーの動きが、動きにくいっていうところはあるんで、そこの両立が難しいんすよね。バッターとピッチャー。

1月16日 鎌ケ谷で調整

1月16日 鎌ケ谷で調整

二刀流の鍵は打者「ピッチャーは、ある程度捨てた方がいい」

―やはり目標としては二刀流。どっちもっていうのが目標ですか?

はい、そうっすね。ピッチャーをバッターの方に寄せるかしかできないすかね? バッターが衰えますからね。筋肉がなかったら。そこが難しいんですよね。

だから今、結構連動性のあるフォームじゃないすか? 僕。ちゃんと伝わってそうな。だからそれが、逆に筋肉が付いてちょっと仕上がったら、なんて言うんすか、筋肉投げというか、そういうのになると思います。

―両立していくためには、っていうこと

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1973年7月生まれ、茨城県水戸市出身。水戸第一、早大卒。06年、北海道日刊スポーツ新聞社入社。09年からコンサドーレ札幌担当を8年務め2度のJ1昇格を経験。17年からアマ野球担当、23年から日本ハム担当。
中学まではサッカー、両親が指導者だった影響で高校、大学はフェンシングに励み00年富山国体出場。パリ五輪フェンシング団体金メダルメンバーの永野雄大選手は従兄弟の長男。
学生時代までは野球とほぼ縁のない人生だったが、中1で初めて後楽園球場での巨人阪神戦に連れて行ってもらい、財布を落とす。岐阜県恵那市の方が神田の警察署に届けてくださり、2000円ほど入った財布を、倍以上の交通費をかけて、水戸から東京まで受け取りに行った苦い経験あり。